ハイラル観光記

【ネタバレ注意】ティアキンのハイラルの観光記です。攻略情報見ない派野郎。勘と思い込みで右往左往する様をお楽しみください。

2023-08-13 おみやげ

「賢者の遺志」を全部集めたので、遂にミネルも強化する事ができた。ところで「絆」って言葉、嫌いなんだよね。絆を強めずに攻撃力だけ強化して欲しい。賢者への思い入れ・気持ちを強めるのはゲームの外でプレイヤーがやる仕事なので、ゲーム内のデータとして「絆を強める」必要は全く無いと思うんですよ。

ところで、プルアに「古の勇者の魂」装備を見せると反応してくれた。これはゾナウ文明の格好なので「始まりの空島」の伝承ゴーレムやミネルにも、この格好で話しかけたら何か教えてくれるかもと、同装備のまま話しかけにいくが、どちらも話の内容は変わらなかった。とかやってたんだけど、さすがにハイラルでやれる事が少なくなってきた気がするので、各情報ウインドウを精査してゲーム内でやっちゃった要素と残ってる要素を検討する。

[やった]
メインシナリオを最後まで進める
祠を全て発見し、中身をクリアする
根を全て起動する
エピソードチャレンジを全て最後まで進める
井戸を全部見つける
洞窟を全てみつけ「マヨイの落とし物」を全て集める
賢者の遺志を全て集める

[やってない]
ミニチャレンジを全部やる(現在118/139)
マップを100%にする(現在72.03%)
ハイラル図鑑」を埋める
宝箱を全て開ける
ボスモンスターを全て討伐する
バッテリーの容量を限界まで上げる
「布」を全て揃える
「コログの実」を全て集める
「設計図」(石板、イーガ団)を全て集める
「古びた地図」を全て集める(集まってるけどそれを知る手段がないだけかも)

ここまでやっててマップが「72.03%」というのが結構衝撃なんですけど……、これって多分自動で記入される地図シンボルは全部必要、必然的にコログの実なんかも全部集めないと100%にはならないって事だよね、きっと。「コログの実」が全部でいくつあるのかわからないけど、前作でちょっとぎょっとする数があった(自分で集めたわけではなく、ネットで読んだ)記憶があるので、今作もすごく多いんだろうなあ……。ちょっとこの辺を全部やる気にはなれないなあ……。ボスモンスターの残り討伐数は監視砦にいる人が教えてくれるんだけど、これもすごい数を言われた。

ミニチャレンジの残りが21個あるのは結構気になる。実は最近も、洞窟を探しながらカカリコ村イチカラ村、ハテノ村など、ゲームの初期に訪れた村を再訪して、見逃していたミニチャレンジが無かったか確認していた。結局それで見つかったのは、ハテノ村の染色屋に青チュチュの写真を見せてあげる、というものくらいだったけど、やはり人の集まるところにミニチャレンジが残ってる可能性が高いと思う。4地域の集落はそれぞれ神殿クリア後にしつこく全住人をチェックした筈なので、あとは馬宿か。各馬宿に訪れたのも最初の神殿クリア前なので、取り逃がしがありそうなんだよね。と最初に、特に再訪する機会が無かったゲルドキャニオンの閉店馬宿に行くと、これまで何も反応しなかった「空の掲示板みたいな枠」が調べられる様になっており、そこに飾る絵の写真を撮ってくるミニチャレンジが始まる。この「枠」って他の馬宿にもあったよね?と確認すると、各馬宿に1つづつありそうな気配。以前はそもそも「調べる」というコマンドが出ない背景(見逃していただけかもしれないけど)で「サトリの桜の場所の地図」とか「レシピ」みたいな情報がゲームの進行に応じて貼られる場所なんだろうと思ってたんだけど、そうじゃなかったみたいだ……。ちなみに「サトリの桜の場所の地図」をAボタンで調べるとその説明が聞ける、というのも初めて気がついた。

じゃあ一気にミニチャレンジを受注できるじゃん、と、ゲームの初期、ペーンと馬宿を回っていた時に作ったリストを見ながら馬宿を全て回る。これで受注済みミニチャレンジが一気に133個になった。じゃあ端から片付けていくぞ……と指示された場所へ行って写真を撮って、馬宿に戻って写真を見せて、というのを繰り返す。ロベリーが写真を印刷するシステムを作ってないから、馬宿の窓口の人がプルアパッドの写真を絵に描き写すという手間が生じてるじゃん。馬宿のスタッフが全員「絵に自信がある」事になっているのがおかしい。

しかし、なんというか、これ15枚やるの、かなり作業だった。いやそれを言ったら「根を全部起動」「マヨイの落とし物全部集める」とかも作業、かなり作業、めちゃくちゃ作業だった筈なんだけど、何か違うんだよな。この土地から「まだ見つけてないものを見つける」のは楽しいんだけど、写真のミニチャレンジは既に知ってる場所で知ってるものを撮る、の繰り返しだからだろうか。ゲームにおいて「作業」っていうのは、ゲームが面白くないという形容として使われるんだけど、作業にも楽しい作業とそうじゃない作業があって、楽しい作業はいくらあっても良い。むしろそこのボリュームがマシマシになっている事で、ゲームが「本編」(メインシナリオをやってエンディングを目指す事を、とりあえずそう呼びます)以上の楽しさや豊かさをもたらしてくれる。というのが「ティアーズ オブ ザ キングダム」について重要な点だと思うんだけど、「作業」の楽しさって「ゲームの本編」以上にプレイヤーとの合う合わないが顕著になってしまう所があるのかも知れない。これまでにやった中でも「祠を見つける」のはかなり楽しかったけど「祠の中身をクリアする」を全部やるのは、それほどでもなかったりした。で、この馬宿のミニチャレンジをやっていて、撮影に行く場所も全部知ってる場所だし、この世界にはもう未知の洞窟や井戸や遺跡は無いんだなあ……。と思うとなんかしょんぼりしちゃって、そろそろ潮時かな、という気分になってしまったのだった。

なのでハイラル観光はここでおしまい。プレイ時間は「290時間以上」で、観光記は20万字を超えていた。ゲームを遊ぶ行為ってメディア内での経験なので、映画を見るとか小説を読むのと同じ様に「多くの人と同じ体験をしている」とも言えるんだけど、それを都度、文章化する事で、メディア外での人生経験と同じ様な「自分だけの体験」として記憶に定着していくという、これまでと違ったゲームの楽しみ方ができた気がする。また、ゲーム内で手に入れたアイテムはゲームの外に持ち出せないのが当たり前だけど、ゲームの中から「観光記」というおみやげをゲームの外に持ち出す事に成功した、という嬉しさも感じている。ここまでお読みいただいた方(全部でも一部でも)、ありがとうございます。またいつか別の世界(ゲーム)を観光した話を書きたくなったらこちらに書きますので、その時までさようなら〜。