ハイラル観光記

【ネタバレ注意】ティアキンのハイラルの観光記です。攻略情報見ない派野郎。勘と思い込みで右往左往する様をお楽しみください。

2023-09-03 何もわからない冒険

かわいいキツネが主人公のゲーム、TUNICをやりはじめた。元々、なんかで面白そうだなと思って「ほしいものリスト」に入れていた所、ティアキンプレイ期間中に安くなっていたので購入して、そのまま放置していたゲーム。画面写真と、ゼルダっぽいテイストらしい?点、それからゲームの説明書をゲーム内で集めるという要素があるらしい?くらいの前知識でゲームをはじめる。

説明書がゲームの中にしかない、という事でゲーム開始時点ではプレイヤーは何も知らない状態。ゲームはキツネの子が浜辺に流れ着いている所から始まるが、この子の名前も、ここがどこかも分からない状態。どこだか分からない島の観光記。ところで、ゼルダっぽいテイストをやっているとするとこの始まり方は夢を見る島ですよね。ゲームの規模的にもそのくらいの感じなんだろうか。キチュネの子の名前は仮にチュニックちゃんだと思ってやっていこう。

スタート地点の近くにある洞窟の中で木の枝を見つける。木の枝なのに宝箱から出てきた。これが最初の武器のようで、アイテムをボタンに割り当てるところも昔のゼルダっぽい。最初は進める場所が少なくて、島の奥の岩の裂け目みたいな所から謎の空間に入る。左右の音叉みたいな装置を起動して奥に進むと、大きいキツネが結界っぽい所に閉じ込められている。言葉による説明が無いので空想で補うのだが、この大きいキツネがTUNICの母ちゃんで、封印されてしまった母ちゃんを助けよう!というストーリーなんだろうか。なんか、ベタベタした設定でヤだな。

元の地上に戻って、キツネ像の所で燃えている火で「暇を潰す」と体力が回復できるっぽい事が分かる。そう、ここまでにちょっと敵と戦闘して体力が減っている。ボタンを連打して木の枝で敵を殴っただけなんだけど、戦い方の説明が一切無いまま戦闘が始まるのは緊張感があって良かった。そして「説明書」のページを入手。説明書は全体的に架空の文字で書かれていて、なぜか一部分だけ日本語という状態で、ページを手に入れてすぐに全貌が分かる感じでは無かった。これは最初のページではなく、おそらく序盤の進め方のヒントが書かれたページっぽい。説明書の表示画面を操作していると、今見ている説明書の(紙の)ページの向こう側に現在のゲーム画面が「ブラウン管に映ったゲーム画面」として表示されていて、ゲーム内ゲームというか、メタ・ゲームっぽい演出になっている。ゲーム内にブラウン管に映ったゲーム画面がある状態って Pony Island を思い出させられて、なんかどんどんゲーム世界が壊れていくんじゃないかと思ってしまって心臓に悪い。

マップを少し戻って洞窟に入ったりしていると、「東の鐘楼」を通り抜けた所で壊れたハシゴから落下してしまい、説明書にも書かれた「東の森」から出られなくなる。ここにもキツネ像があり、回復はできるので森を探索していると、少し進んだ所で剣を持った敵に殺されてしまった。死ぬと封印母ちゃんのシーンに戻って、それからキツネ像に戻って再出発らしい。これ死ぬたびに母ちゃんシーンに戻るのイヤだな……と思ったけどそれ以降は死ぬと即キツネ像に戻る様になった。このゲームは結構敵が強く、何回も死ぬ。序盤からトゲトゲを飛ばして遠距離攻撃してくる敵がいるし、一番弱いスライムもトゲトゲ飛ばしも、何回もひっぱたかないと倒れてくれない。何よりもキツいのは、敵をスルーして通り抜けても敵が延々とTUNICを追いかけてくる点で、その先に敵がいると囲まれる形になってしまい絶対死ぬ。しかも死んでやり直した時だけでなく、キツネ像で体力を回復するだけで敵が全部復活してしまうので、敵を減らして体力が減ったら戻って回復して……を繰り返す作戦も使えない。敵ははじっこから1匹づつ、囲まれない様にかつダメージを受けない様に注意深く倒していくほかない、という難易度のゲームだ。

森の奥には「英雄の墓」があるのだが、入り口が閉まっており、そして周囲は剣を持った敵たち(説明書に「衛兵隊長」という単語が出てくるので、こいつらはヒラの「衛兵」と推測)が警備している。敵は1匹づつ確実に倒していく……のが良いとは思っているのだが、こいつらはなかなか倒れてくれず、倒すまでにこちらも大幅にHPを減らされてしまうので、いちかばちか逃げまくりながらレバーを上げて門を開け「英雄の墓」へ駆け込むとそこで「剣」を入手。2つめの武器。衛兵に追われる状態で剣を手にしたので、早速装備して反撃すると4発で倒せる。これでスライムの大きいやつや、トゲトゲも2発切るだけで倒せる様になり、だいぶ助かる。

説明書が無いので、これまでに入手した消費アイテムはすべて使ってみて用途を推測する。「キツネの頭」は割ると中からお金が出てくる貯金箱的アイテム。てゆうか敵を倒した時に出てくる黄色いのはお金でいいんだよね……?紫の株みたいなやつは回復アイテム。火のついた壺は火炎瓶?なんかこっちもダメージをくらってしまった気がする。英雄の墓へ向かう手前の建物内でハシゴを降り、森の低地に降りた先では、宝箱から赤白のダイナマイト状の物体を発見する。宝箱を開けた後、周囲から黒い大型のクモが現れて囲まれてしまう。これはこのダイナマイトで切り抜けろという事か?とアイテム画面を開いたのだが、このゲーム、実はアイテム画面オープン中も時間が停止しない様で、クモに次々と攻撃されて無事に死亡してしまった。

さっき死んでしまった側を避けて、森の建物の手前のハシゴを登って高い所へ進んで行くと「衛兵詰め所」という洞窟の2階を通り抜けて、説明書に載ってた「衛兵隊長」だと思われる大型の衛兵がいる部屋へ辿り着いてしまった。このエリアのボスだ!と思うが、強そうなので逃げ回ってレバーを操作したらボスを倒さずとも奥の部屋に入る事ができ、そのまま進んでいったら「東の鐘楼」の鐘を鳴らす事ができてしまった。鐘を鳴らす時の演出がすごくうるさくて良い。これで説明書にあった、東の森のイベントは全部終わった状態?鐘楼の上から下に降りる近道が作れるので、「東の森」から元のエリアへ戻る事ができる様になった。

帰ってきた初期エリアでは、これまで道をふさいでいた豆腐みたいな四角い物体(切った時の質感はマシュマロっぽい)を剣で切れる様になったため、行動範囲がぐっとひろがっている。新たに見つけた説明書のページにこのゲームのマップがあり、そのページのタイトルに「天上の世界」とある。これはこのエリアの名前か、それともゲームの舞台全体の名前だろうか。説明書のマップはTUNICがいる場所に小さく顔のマークが描かれていて、自分の居場所もわかる、いわゆるゲームの「マップ」の役割を果たしている。

説明書によると、次の目的地は「天上の世界」の西側を回って「西の鐘楼」に辿り着く事らしい。マップを見ながら、西側のエリアを少しだけ覗く。風車小屋の中は真っ暗闇で、巨大な骨のキツネみたいな物が出てくる。一瞬ヤバい!と思うが、骨キツネの前にアイテムが並んでおり、黄色い物体を支払ってアイテムを買えるらしい。やっぱり敵を倒すと出てくる黄色いのはお金で良かったんだ。

西側を本格的に探検する前に、東側でやり残した事をやっておきたい。マップの東側のまだ訪れていない場所を回る。「東の鐘楼」から少しだけ入れるエリアに、最初のキツネ像のあたりからも入れる事が判明。なにやらエネルギーを生み出す装置とそれを伝える経路?みたいな物が置かれている。仮に「リアクター」と「伝達路」と呼ぶ事にする。伝達路に沿って奥に進むが、跳ね橋が上がっていたり、リアクターに阻まれて先に進めない。このゲーム、後でちょっとした段差や溝を飛び越えられる「ジャンプ」ができるアイテムが手に入りそうな気がするな。ゼルダで言う所の「ロック鳥の羽根」ね。このエリアは羽根入手後に来る場所なのかも。

再び「東の森」に入り、まず低地に降りて前に囲まれて殺されたタランチュラ(黒い大グモ)を倒す。タランチュラは囲まれない様に慎重に端っこからやっていけば剣だけで倒せるみたいだった。タランチュラのいた付近を探すが、特に何も見つからず。ただしどうしても取れない位置に宝箱が2つある。これは地面に仕掛けられたフック状の仕掛け等を起動できる様になると取りにいけるんだと思う。まんまフックショットみたいのがあるのかも知れない。

さらに森の高地へ向かい、今度は衛兵隊長と戦う。こちらはダイナマイトを投げてみたらかなり大きなダメージが入ったみたいで、簡単に倒す事ができた。これで森でやれる事は無くなったと思うので、「天上の世界」マップへ戻り再び西側へ。

西側では敵が強くなり、トゲトゲが撃ってくるトゲが弾幕みたいになったり、衛兵が盾を持っていてこっちの攻撃をはじいたりしてくる。盾衛兵が倒しにくいので逃げ回りながら先へ先へと進んでみたら、いかにも強そうなキツネ面の背が高い敵とカギを発見する。カギは敵を倒さなくても拾える状態で、それを拾ったあたりで追ってきた衛兵たちに殺される。

カギを持ったまま復活できたので、それを使って「古い家」に入る。ここでついに盾を入手。TUNICが衛兵の攻撃を弾ける様になり、ゼルダ的な剣戟ができるようになった。家の奥は洞窟に繋がっていて、ここにも「伝達路」がある。ここを抜けると、マップの北東方面へ進む道に出られた。ところがこの道、滝の裏の隠し通路を通ると一番最初のキツネ像の所からショートカットしてすぐに来れる場所でもあるのだった。キツネ像から北東方面へショートカットできる事には気付かせず、「古い家」を通り抜けて北東エリアまで進んだプレイヤーにはショートカットで戻れる事に気づかせる様になっていて、隠し通路の隠し方が上手いなと思う。

ところで、微妙に説明書のマップとゲーム内の地形に違いがある。ゲームがクォータービューなのにマップはそうではない、というだけでなく、マップで通れそうな場所が通れなくなっていたり、その逆も存在する。もしかしてこれ、実は説明書のゲームとこの「TUNIC」は別のゲームである、という仕掛けだったりする可能性あるかな。説明書のゲームは「1」で、これはその「続編」だったりとか……?

「天上の世界」の北東方面を探検。滝の裏に隠された洞窟は水が溜まっているだけで何もなさそうに見えるが、何か仕掛けがあるんだろうか。マップの南東にも同じ様に何もできない洞窟があったが……。説明書には「古い家→井戸→地下墓地→西の庭園→?」という順番が示されているが、井戸に辿り着く前に「地下墓地」に入れてしまう。ところがここは真っ暗闇で、奥に入ったら帰り方がわからなくなり敵に殺されてしまった。井戸に入ると辺りを照らすアイテムが入手できるパターンかな?と思ったら、説明書にも「カンテラ」みたいなイラストが描いてあった。というわけで当面井戸を目指したい。そしてマップには「井戸」と書いてある場所がある。のだが、この辺りにいるタレット君(仮称)こと固定自動砲台が激強(げきつよ)で、単独で出てきた場合は盾で身を守りながら通り抜けてやり過ごせるものの、衛兵なんかと組み合わせで襲われるとすぐに殺されてしまう。何回も死んでおり、地図の「井戸」と書かれた場所へ辿り着けない。

井戸を一旦放置して、他に進める場所がないか探す。風車小屋の後ろに回り込むと、これまでアーチの中に見えていた「伝達路」の上を進む事ができる。ここは「古い家」の奥にあった「伝達路」(そこからは道が崩れていてそれ以上辿れなかった)のその先という事だろう。先に進むと「西の鐘楼」の地下に入り、中には「リアクター」がある。「ブーン」とすごい音がしており、なんかヤバい所に来た感じがするが、ここは通り抜けられるだけで中央の「リアクター」や、見えている宝箱に近づく事はできないみたいだ。通り抜けて南へ向かうとこちらにもタレット君が配置されている。とはいえ単独で出てくるので、盾でガードしながら道を南に進む事ができる。進んだ先で「天上の世界」の南の先のマップへ入る事ができた。が、こちらに気づくと逃げていく青い鳥がいるだけで、隠し通路の先に宝箱をひとつ見つけた他は、全く先に進めず戻る事になる。

結局「井戸」を目指す他ない、という状況になる。タレット君と衛兵の組み合わせをなんとかしないと……。