ハイラル観光記

【ネタバレ注意】ティアキンのハイラルの観光記です。攻略情報見ない派野郎。勘と思い込みで右往左往する様をお楽しみください。

2023-07-25 ガノンと再戦。伝家の宝刀「古代の刃」を喰らえ!

準備万端整えついに地底へ向かったと思われたリンクだったが、どうしたことかハイラル城地底には向かわず、ハイラル平原南西部地底の闘技場に姿を現すのだった。

この闘技場は以前ライネルが出現し、2匹目のライネルに歯が立たず敗退した場所。今回は闘技場のクリアが目的ではなく、広範囲の「ゾナウギア消滅攻撃」を持つライネルを仮想ガノンドロフとして、ゾナウギアを消されずに攻撃する方法を検討しにきた。基本的な発想は「ゾナウギア消滅攻撃」が届かない高い位置にゴーレムヘッドを設置してそこから攻撃したい、というものなのだが、以前ヒノックスに壁に杭で固定したゾナウギアを消されてしまったので、今回は「浮遊石」にゴーレムヘッドをつける方法を試してみる。まずはこれだな、と「浮遊石」にゴーレムヘッドと光線の頭をつけてロケットで飛ばすと、上空でゾナウギアのスイッチが切れて「浮遊石」の効果が消え落下してしまう。以前から遭遇していた現象だったが、ゾナウギアはリンクと一定以上距離が離れるとスイッチが切れてしまうらしい。そこでロケット以外の方法で「ちょうどいい高さ」に「浮遊石」を浮かべる方法を検討する。扇風機やバネをつけて浮かそうとするが「浮遊石」は全く浮かない。おそらく「浮遊石」の「その場にとどまろうとする」力が扇風機やバネの力よりも強く、これらでは動かせないみたいだ。「浮遊石」をロケットで飛ばす事はできるので、相反する動きが一体のゾナウギアに働いた場合、力の大小か予め設定された優先順位によって最終的な動きが決まるんだと思う。

そこで「浮遊石」につけたゴーレムヘッドと光線の頭にさらに「杭」を生やして長くして、「杭」をウルトラハンドで持ち上げて高い位置に設置する。ただしこれだと「杭」が「ゾナウギア消滅攻撃」の範囲内に入ってしまいそうなので、設置後に杭を外したい。「浮遊石」にゴーレムヘッド、光線の頭、バッテリー、杭×2とつないで電源を入れ、一番先の杭を掴んで持ち上げて空中に設置すると、ほどなくバッテリーが消滅して杭2本が落ちてきて、「浮遊石タレット」を空中に固定できる。これで行こう。

早速ライネルを檻から出して「浮遊石タレット」に攻撃させる。比較のため、愛用している「焼き込み君」も出して起動すると、そちらはあっという間に「ゾナウギア消滅攻撃」(「ヌン!」)で消されてしまう。一方「浮遊石タレット」は消されない。ゾナウギアが消されるまでには、ライネルがゾナウギアの存在を認識して「ゾナウギア消滅攻撃」を出し、それがゾナウギアに当たるという段階が必要みたいだ。しかし高い位置にあるゾナウギアはライネルに認識されないため、そもそも「ゾナウギア消滅攻撃」を出されずに済んでいる。「浮遊石タレット」が消えないのは良かったが、与えるダメージが小さい。レーザーが飛んでいく先がライネルの足元で、かつ追随もあまり早くないので、たまにしか光線がヒットしない様だ。また、ゴーレムヘッドを浮遊席に逆さまにつける事で地上の敵を狙える様にしているのだが、ゴーレムヘッドはその「真上」(逆さまにつけているので今回は「真下」)を向けないため、「灯台下暗し」といった感じでライネルが近くにいる時はレーザーを発射できず、逆に遠くにいる時も一定以上遠いとライネルを見失ってレーザーを発射しなくなるため、「浮遊石タレット」が攻撃をしている時間が飛び飛びで短い、というのが良くなさそうだ。

そこで「浮遊石タレット」を持ち上げる高さを「杭2本」から「杭1本」および「杭なし」(光線の頭をつかんでめいっぱい持ち上げるだけ)と変更してみる。持ち上げる高さは低い方が「浮遊石タレット」が攻撃できる時間が長くなるので良いが、低すぎると「ゾナウギア消滅攻撃」で消されてしまうだろうと思っていたが、意外にも「杭なし」のものも消されない。「ゾナウギア消滅攻撃」の対象にならないようだ。ライネルは背が高いので、その目線より下の敵しか認識しない仕様なんだろうか。これはこちらにとって都合が良いので「杭なし」の高さを採用して、さらに攻撃を行う「頭」を他のものに変えてみる。攻撃範囲が大きい「大砲」に期待していたが、これが全く期待外れ。狙いをつけてから発砲開始から着弾まで(「キュイーン……シュッ!…ドカーン!」)の時間が長いので、動き回るライネルには全然当たらない。光線よりも攻撃範囲が太い「火龍の頭」「氷龍の頭」も期待していたのだが、これも口から炎や冷気が発射されてからライネルの元に届くまでに時間差があるので「ライネルのお尻の辺りにたまに当たる」程度で、しかも炎上も凍結も起きないのでダメージが大して入らない。炎上・凍結しないのはどういう現象だ?と思って弓で火炎の実や冷気の実を当ててみると、こちらでも炎上・凍結が発生しない。どうやら属性攻撃に耐性を持っているみたいだ。ライネルでこれなら、ラスボスであるガノンは言わずもがなだろう。というわけで、少しづつでも確実にダメージを与えられる(射程距離が広いし、発射から着弾までの時間が短いため)「光線の頭」が一番マシ、という結果になった。

「焼き込み君」がめちゃめちゃ強いのは、「焼き込み君」が敵の攻撃対象になって敵を近くにひきつけるため、その攻撃を連続して敵に当てる事ができるからだったという事に気が付く。「ゾナウギア消滅攻撃」を持つ相手の場合、敵の攻撃対象になると消されてしまうので「浮遊石タレット」の様に敵に狙われない位置から攻撃するしかなく、そうなるとゴーレムヘッドの性能では攻撃を連続して敵に当てる事ができず攻撃性能が著しく劣ってしまう。というわけで、一番マシだった「光線の頭浮遊石タレット」も、本当にちょっぴりしか助けにならない。

でもまあ、これで本当に最後のガノン戦準備を終えて、腹を括って地底に設置したワープポイントへ飛ぶ。

ここからは何が起きるのか知っているので、ボスブリン隊と集団戦になる足場にあらかじめ「焼き込み君」を2台作って落としておき、ボコブリンマスクをかぶって下に降りる。ボスブリンとボコブリン達が現れ、賢者達も勢揃いして集団戦開始。これは私のミスなんだけど、スイッチが入っていない「焼き込み君」が沢山いるボコブリン達の向こうに置いてある状態になってしまい泣きそうになる。しかもなぜか分からないが「焼き込み君」が1台しかない。落とした場所が悪かったんだろうか。「焼き込み君」を起動したらちょろちょろ逃げ回っている間にどんどん戦闘が終わる。この戦闘の後イベントシーンが始まってしまい、残骸を拾う時間がない事が分かっているので前回以上に戦闘に参加せず敵の残骸を拾う事に集中。特にこの後のガノン戦で使う予定のギブドボーンは拾いこぼさないようにする。賢者たちと「焼き込み君」の活躍で、ボスブリンとギブド隊以外は本当に「え?もう?」という速さで戦闘が終了してしまう。ボスが勢揃いして、賢者達に通路に押し込まれるリンク。

ここで前回と違うのは、ガノン戦が始まる前に「浮遊石タレット」を作っておく事。できればガノンと戦う場所に踏み込む前に浮かせて、ウルトラハンドでできるだけ戦闘する部屋の内部に押し込んでおきたいのだが……。と、通路の奥を覗きながら入っていく。この空間ってなんだっけ、少し通路が広くなってる場所があるけど、ガノンがいるのはその先だったっけ……?などと迷っていると、そこは「通路が広くなってる場所」などではなくガノン戦の舞台で、ガノン復活のイベントシーンが始まってしまう。「浮遊石タレット」を浮かせる前にラストバトルが始まってしまった。

以前もビビったのだが、思いの外ガノンが近い状態でガノン戦が始まる。イベントシーンが終わった事でリンクが室内に踏み込んだ状態に移動させられているので、慌てて戻って「浮遊石タレット」を浮かせようとするのだが、その前に「ゾナウギア消滅攻撃」で消されてしまった!これをガノンと戦いながらもう一回作ってる余裕は無いぞ……。(「浮遊石タレット」の検証した意味なかったな!)とりあえずガノンと距離を取り、前回きちんと利用できなかったバネジャンプ空中射撃に挑戦。今度はガノンが見える画角でジャンプして、何が起きるのか確認する。こちらがジャンプするとガノンが消えるのではなく、ガノンも空中へワープしてこちらに遠距離攻撃をしてきている……?ような気がする?正直、画面内で何が起きているのかよく分からないのだが、とにかくガノンを矢で狙えない。その後も何度かジャンプを試すが、毎回同じ結果になるし、飛び上がる位置によっては天井か壁かに触れて瘴気ダメージを受けてしまうのでバネジャンプは諦めてしまった。基本の戦略に戻って三連射の矢で「ギブドの骨」を撃ち込むが、今回は前回よりも積極的にガノンが距離を詰めてくるため矢で狙うのが難しく苦戦する。前回はいきなり五連射の矢と「古代の刃」を使ってしまったので、それに比べるとガノンの攻撃を受ける機会が増えてしまったという事かもしれないが……。

とはいえ一度倒した相手、なんとか「若返り直後ガノン」を倒す。ハートをかなり減らされたので回復。ガノンが「秘石パワーガノン」に進化して分身。賢者も勢揃いして再び集団戦。実はラスボス戦ではここが一番楽かも……。ガノンの動きがファントムガノンに近いので見覚えがあり、ダッシュしてきたら逃げてガノンが空振りしてから一発入れ、ダッシュしてこない時は距離をとって矢で撃つ。の繰り返しでいける。いけると思ってるんだけど、逃げ回った先で分身ガノンの攻撃を喰らったりしてハートは結構減る。初めて気がついたのだが、瘴気ダメージとは別にハートの上限そのものを減らされる(=ヒダマリ草料理でも回復不可)攻撃を喰らう事がある。こわー。怖いのでこまめに回復する。ここから弓を五連射に変えたので「ギブドの骨」によるダメージも増えており、最後はガノンが上昇気流を作ってくれるのでそれに乗って骨を連続で叩き込んで前半戦終了。

後半戦でまた一騎打ちに。前半戦と同様にガノンに空振りをさせた後に一発入れようとするが、以前も見た「ジャスト回避時のスロー」で避けられる。これね、きっと「予告」または「警告」で、3回目くらいからはガノンが「ジャスト回避ラッシュ」を入れてくるんだと思う。というわけでマスターソードは封印して(ゼルダが身を投げ打って届けてくれたのに!)予定通り五連射の弓で「古代の刃」を撃つ。一発ごとにめっちゃ敵のHP減る!攻撃はとにかく避ける(結構くらう)近づかれたら全力で逃げる、ガノンが歩いてきたら逃げながら射る、で、10個あった「古代の刃」を2,3個残してガノンの撃退に成功。やった〜!

追い詰められたガノンが秘石をア〜ンしてドラゴン化。え〜これもう一戦あるのか…?と思ったらリンクが食われて……というか何故か甘噛みで上空に運ばれて、そこにゼルドラ登場。黒龍vs白龍の構図に。ここからはムービーだけかな?と思ったら、あ、やるんですね。リンクが。とびおりろと。Xボタン。はい。やります。地底で戦いが始まって上空で最終決戦という対称的な構図。冒頭に地下で倒れて空中で目覚めた事にも対応してる。白龍に上空高く運ばれて、そこから飛び降りて黒龍をなんとかする……という事でグライド装備に着替える。グライド装備をもっと強化しておけば良かった。とりあえず黒龍のおでこに着地して、ここはゼルドラからマスターソードをひっこ抜いたのの「対称」だろうとマスターソードをぶっ刺せ……ない。矢で頭を打ってウロコが出……ない。しかもここに乗ってると瘴気ダメージを受ける。じゃあ目だ!目を狙え!とややずり落ちながら目にマスターソードが刺せ……ない。そのまま頭からずり落ちると、下に白龍が待ち受けててキャッチしてくれる。白龍に掴まるとすぐにまた黒龍より高い位置に連れて行ってくれるので、再度飛び降りて攻撃チャレンジできる。これは最初甘噛みされてたのがヒントで、口の中に入って中から腹掻っ捌いて秘石を摘出するパターンだな!と口の中目指して飛び降りるが入れない。何度か頭部へのアプローチと攻撃を繰り返すが全くダメージを与えられていない様子。

ふと気になってゼルドラに運んでもらった高度を見ると2700m弱。これってこのゲームでの最高地点なのでは?「監視砦に落ちた石碑」が元々あった空島に乗れる!!と地図をマークして周囲を見回すと、例の島はさらに上空。あの様子では3000m近くあるかもしれない。無理……!あきらめて再度黒龍の方へ飛び降りる。頭部への攻撃が効かないので、じっくり頭部以外の箇所を観察すると、ピカピカ光ってる場所がいくつかあって。もしかしてこの子、最初からめちゃめちゃ弱点アピールしてた……?と恥ずかしくなる。弱点と思われる所へ接近して空中射撃。ダメージが入る。よっしゃ、と残ってた「古代の刃」を全部撃つと弱点を破壊できる。残りの弱点はためしにその場所に降りてマスターソードで攻撃すると、数回切れば破壊できる事がわかる。白龍で上昇→飛び降りを何度か繰り返して他の弱点もサクサク切っていく。最後に秘石がおでこに露出するので、よし摘出か?と思ったらそのままマスターソードで叩いて破壊して、最後はやっぱりおでこにブッ刺して終わり。

マスターソードがおでこに刺さったガノドラは不死の龍体のため死ねず、このままマスターソードの力で永遠に苦しみ続けるのだ……という終わり方かと思ったら、あっさりマスターソードを引き抜いちゃって、黒龍はのたうって消滅した。白龍にも同じことをして、今度は丁寧に秘石を摘出すれば元の姿に……?と思ったらラウルとソニアの同祖神カップルが出てきて、リンクと一緒になんかパワーを送ってゼルドラを元に戻す。龍体の中の元になった人間体、腹と背が逆に入ってたんだ?と疑問に思うが、これはこの後オープニングのシーンの「やり直し」をするから。冒頭の展開とラストの展開、対応や対称が徹底的に織り込まれていてきれいだね。スタッフロールとその後のシーンを見て完結し、セーブデータに★マークがついた。

自我を失って永遠に龍として生きるのが「禁を破った報い」ですごく重いものなんだと思っていたが、白龍はしっかり意思がある感じでリンクを助けにくるし、黒龍も白龍もわりと簡単に報いがキャンセルされてしまったなと感じた。でもゲームだから盛り上がってエンディングを迎えられればOK!とも思っている。リンクは本当はガノドラの素材採りたかったな〜と思っていそう。

クリア時点でプレイ時間は230時間でした。そしてこの「観光記」は17万文字を超えてました。